アウグスティン・ハーデリヒ(Augustin Hadelich)

 何年も前から
ホールで演奏を聴いてみたいと
思っていたヴァイオリニスト
アウグスティン・ハーデリヒ
無伴奏ヴァイオリン リサイタルを
聴きに行ってきました。

彼は15歳の時、火災により
全身の60%にも及ぶ大火傷を負いました。
 20回を超える手術とリハビリをして
今は偉大なヴァイオリニストとして
活躍しています。


現在、ハーデリヒが使用している楽器は
かつて、ヘンリク・シェリングが演奏していた
1744年製 グァルネリ・デル・ジェス
「ル・デューク」
シェリングに対して、思い入れのある
世代も多いはずです。

会場は四谷にある紀尾井ホール。
11年前に舞台で演奏して以降
足が遠ざかっていました。


四谷駅から紀尾井ホールまでは
桜並木になっています。
あと1か月もすれば
満開の桜が咲くでしょう。
ステキな道です。

会場に到着すると
チケットが完売ということもあり
ホワイエは人でごった返していました。

バッハの作品ではバロックボウを使用。
現代作品ではモダンボウを使用。
(バロックとモダンボウの違いはこちらから)
一つの公演でバロックとモダンボウで
弾き分けた演奏を聴く
機会もなかった為
非常に勉強になりました。
メインプロの
素早く、かつ念入りに
チューニングしていたのが
印象的でした。
(当然と言えば、当然)

この公演は
ヴァイオリン職人、弓職人、作曲家
ヴァイオリニストの英知と
音律が見事に
融合したものだったと言えます。
シャコンヌの終盤
壮大な宇宙を強く感じました。
アンコールまでのプログラム構成も
素晴らしかった。
ヴァイオリニストの演奏で
泣けたのは初めて。😭
こういう演奏を聴くと
とてつもないエネルギ―と
幸せをもらえます。

最近、バロックと現代音楽のプログラムで
無伴奏の公演が増えています。
流行りなのか、単にコストなのか…
考えてみれば、自分も
こういう企画をやってたな。😅

家へ戻ると
男子チームが仲良く並んで
書棚の上で休んでいました。
縦列駐にゃーです。


お留守番、ご苦労様でした。
さて、お夕飯にしましょう。

来週は、多忙の為
ブログはお休みします。
ブログは時折、以前の投稿を
編集し直しています。
宜しければ、新規の投稿がない時に
読み返していただければ嬉しいです。

次回は3月です。
は、早いな💦

体調を崩されている方が多いようです。
皆様、ご自愛ください。

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