暮らし方から道具を選ぶ②(器編その1)

 暮らし方から道具を選ぶ。
第2回。
今回は器編その1です。
最も身近な道具である器。
今回もわたくし目線で
お送りします。😉

器と言いますと
磁器、陶器、ガラス
木、手編み籠の器、金属、漆の器など
様々なものがございます。
和食器と洋食器の違いも色々あります。
食文化や生活習慣が分かるので
この機会に調べてみると
いいかもしれません。

最初に購入したいのは
利用頻度が高いプレートでしょう。
形は丸皿で、サイズは
洋皿の場合はディナー皿で24㎝~27㎝
和皿の場合は8寸の皿がいいと思います。
朝食のワンプレートとして。
又はカレーやパスタなど。
夕食では付け合わせとメインディッシュを
盛り付けることができます。

リム皿もいいです。
その場合
リムの幅と内径のバランスを
確認する必要があります。

下は反時計回りに上から
リムがあるものから少ないもの
最後にリムがないものです。


次は色合い。
まずは、ホワイト系がいいと思います。
白と言っても
様々な「白」がありますから
沢山、見てください。
そして、必要な枚数だけ購入し
使っているうちに破損したり
又は、家族が増えても
買い足せる窯元のものを
選ぶと良いと思います。

また、幼い子供に軽い器や
プラスティック容器を使わせるのは
健康上の理由もあり
大人も含めて避けるべきだと思います。

「えー。落として割ったら…」と
思われるでしょう。
そんな時は
愛媛県の砥部焼をおススメします。
「けんか器」の異名をもつ
頑丈な磁器です。
適度に重く
少し厚手にできています。

生まれたての乳児でさえ
自分の体重を支える腕力を備えています。
両手でしっかりと器を持ち、食事をする。
これもまた、食育と言えるでしょう。
頑丈な器とは裏腹に
唇を当てた時の
滑らかで、優しい口当たりにも
魅力があります。

千葉県八千代市に
砥部焼を多く
扱うお店があります。
山椒房です。
ここから我が家に
やってきた器たちもいます。
こちらはティーカップ。
洋食器メーカーと違い
カップの溝がないから
ソーサーを皿として
利用することもできます。


下は最近、購入した
手編みのアタの花形プレート。
大体16㎝程度の大きさ。
どら焼きや和菓子
マドレーヌやクッキーなどに
ちょうど良いサイズ。
野外にも持って行けます。
使われる時はワックスペーパーや
懐紙を敷きましょう。

我が家で大活躍のアタ籠は全て
SOA(ソア)から購入しています。
こちらのアタ籠は作り方が丁寧。
バイヤーさんの
審美眼がいいな…と感心しています。


器が大好きでヨーロッパの器
(アンティークも含む)
全国でも名の知れた焼き物
民藝の器
陶芸家の作品など
様々なものを見てきました。

特に手仕事のものには
器自体に命が宿っているように
感じることがあります。
それは、作り手の想いが
注がれているからでしょう。
ある陶芸家の方は
器を使ってくださる方の
幸せを願いながら
作陶されていると
伺ったことがあります。

ここまで読んでいただいても
こんな風に思う方もいるかな…
料理は上手じゃないし…
忙しくて料理できない…
買ってきた
お惣菜を乗せるだけだし…とか

まぁ、それぞれ事情があります。
それでも、器だけは
ちゃんとしたものを使いましょう。
心まで貧しくなってしまいます…
毎日、目にするものこそ
大切にして欲しいのです。

最初は高価ですが
あなたご自身を扱うように
大事に扱えば、一生使えます。
「安物買いの銭失い」は
器にも当てはまると
私は思います。

次回はカップの選び方にしようかと…
お時間があれば、覗いてください。

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