鬼の2週間の出来事


実は鬼の2週間の間に、色々なことがありました。
自宅の生徒と出げいこ先の発表会に
出演する予定の生徒と合同で
バッハからクライスラーの作品で
小さな発表会を開催したり…
生徒にお願いしている
歯のクリーニングに行ったり…
中でも、師匠の弦楽四重奏の公演は
久しぶりに強い刺激を受けました。


2日の出げいこは回数調整を兼ねて
お休みにして楽器メンテナンスへ。
予定より早く終わったから
銀座ヤマハへ出かけ
確認しなければいけない
スコア、ヴァイオリン譜
ピアノ譜などを見て時間を過ごし
新橋のモスカフェで
軽く?お食事。
果たしてこれは軽いのか…
ガッツリではないのか…笑。


5年ぶりくらいにモスバーガーの
照り焼きチキンをいただきながら、人間ウォッチング。
新橋という場所、そして時間帯は夕方…
夜の仕事のお姉さん方
秋葉原のメイドさんのような服装の方
凄く頑張って背伸びをして
肩で風を切るように歩く強気な若い女子
私の隣にいた若い女子2名は
恋愛や仕事、自分の行く末を
止まる気配なく話していました。

聞き耳を立てながら
「自分も若い時は、こうだったなぁ~」とか
「いやー。それはおばちゃんは違うと思うよ…」と
心の中で呟きながら、周りを観察していました。
30分程度の人間ウォッチングを十分、楽しんだ後
公演会場の最寄駅、新大久保へ移動。

レッスンに伺って何かを得ることは当たり前ですが
演奏を聴いて得られることも多くあります。
いくつか発見があり、レッスンの
指摘はこのことだった。と納得したり
ヤナーチェクで鳥肌が立ったり
アンコールの
プッチーニとドヴォルジャークでは
思わず涙が出たり…
そんな収穫の多い公演でした。

終演後、会場を出ると今までの雰囲気から一転。
おもちゃ箱をひっくり返したような
新大久保の街に
飲み込まそうになりながらも
少し長いお留守番をさせた
お嬢ちゃんたちの為、急いで帰りました。


帰宅後、お嬢ちゃんたちの遊びに付き合うと
スカートの中に潜り込み、おもちゃを狙うユキ。
お留守番のストレスを少し解消できたかな。
ふと、窓の外に目が行くと…
師匠の演奏のように澄んだ
美しい月が見えました…




その数日後、出げいこ先の発表会本番。
気持ちや体をコントロールする方法を本番直前に
アドバイスし、かなり実践してくれたので
生徒は「緊張しなかった」と
自分の演奏に満足したようでした。

では、舞台袖で私は何をしているか…
演奏を聴きながら
生徒の今後の課題を見つけること。
そして、自分の指導法改善の「種」を探しています。
発表会という場で自分にダメ出しをし
改善してきたから今の自分があるし
仕事も続けられています。

とりあえず、大きな山はいくつか超えました。
これからは自分が演奏する
公演の準備に取り掛かります。
さぁ~て、頑張りますか!






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