日帰りの福岡

11月上旬、母より電話が入る。
父方の叔母が9月に肺がんステージ4の診断が
下されたという…

父の姉を東京から叔母の家がある福岡へ
連れて帰ったのは昨年の8月下旬のこと。
それから約1年4か月ぶりに
父の姉妹たちに会いに
福岡へ行くことにしました。
母と弟も一緒に…

8時15分成田発のLCCに搭乗して
到着した福岡空港内で昼食を取りました。
通された席の先には
ジャズのジャケットが飾ってありました。
BGMはマイルス・デイヴィス。


昼食後、伯母が暮らす
介助付きホームへ向かいました。
たった1年と少しなのに、到着した私たちが
誰なのか、わかっていない様子…
認知症でした。
伯母の持っている写真を見せて欲しいと
私がお願いし、叔母に出してもらいました。

左上から長女、いとこ、次女、長男。
この時、次男の伯父と
私の父と叔母は生まれていません。
東京本駒込にあった自宅で戦前に撮影されました。
当時、とても珍しかった赤い屋根の
洋館建築の家は戦争で消失。


成人した長女の伯母と長男の伯父


そして、会いに行った次女の伯母(現在90歳)と


三女の叔母。
赤ん坊は長女の子でイギリス人とのクォーター。
私のいとこです。
(なかなか可愛いじゃん。R兄さん。笑)


悲しい写真もありました。
長崎の原爆後です。

貴重な写真は、伯母の許しを得て借りてきました。
業者に頼んでデジタル化をお願いしてあります。


ホームを後にして叔母夫婦が
連れて行ってくれたのは光岡八幡宮。
目の間に突如現れたのは
樹齢500年以上の大楠。


右下にいるのは弟。大楠は県の天然記念物。


母もパワーをもらっています。笑。


大楠の反対には大きなイチョウ。


あとで調べたら
パワースポットなのだそうです。

光岡八幡宮を後にし、叔母の自宅へお邪魔して
お手製の蒸ケーキとコーヒーをいただきながら
病状について話を聞きました。
叔母はガン治療をせず、自然のまま
受け入れて過ごすことを選びました。

その後、私は翌日に仕事がある為
一人で福岡空港へ移動。
滞在時間は6時間でした。
叔母から受け取った沢山のお土産を
抱えて帰路に就きました。


成田空港に到着。
第3ターミナルからここまで約半分弱。
駅まで遠いです。
20分以上はあったかな…


翌日からおやつは叔母からいただいた
福砂屋のカステラ…


幼い頃から慣れ親しんだ味。
カステラをいただきながら
今回の短い旅を思い返すと
まだ、父の姉妹から聞いておかなければ
いけないことがあるように感じます。

春になったら
もう一度、会いに行こうと
心に決めました。

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