時折、無性に聴きたくなる曲

私は楽器を弾く人では珍しく
音楽を聴くことも好きな人です。
普段から頻繁に聴くわけではないけれど
時折、無性に聴きたくなる曲があります。

シューベルトの後期ピアノソナタや歌曲
メンデルゾーンのピアノ作品
ブラームスの作品や邦人の合唱曲など…

私が関わっているアマオケの指揮者先生が
中田喜直先生や大中恩先生と親しかったこともあり
合唱曲や作曲家の
エピソード話などをよく耳にします。

皆さんでも知っている中田喜直先生の作品は
ちいさい秋みつけた
めだかの学校』『夏の思い出』『雪の降るまちを』
大中恩先生では
『犬のおまわりさん』『さっちゃん』『
おなかのへるうた』
誰もが一度は口ずさんだ作品でしょう。

下は紺色の万年筆で書かれた
中田喜直先生の直筆です。
贈呈の下に指揮者先生の
名前が入っていましたが
個人情報の為、削除しています。
これだけ綺麗に消えるのは
ある意味怖い…😅


大中恩先生とお会いする機会も
指揮者先生が作ってくれました。
大中先生のチャーミングな笑顔と
懐深く見える佇まいが
私の中に強く残っています。

他によく聴くのは
髙田三郎先生の合唱組曲『水のいのち』
高野喜久雄先生の作詞が素敵です。
特に1曲目の「雨」がお気に入り。
8分の6拍子で
しとしと降る雨を表す
美しい下降音形の前奏から始まります。

♪降りしきれ 雨よ 降りしきれ
すべて 立ちすくむものの上に
また 横たわるものの上に

降りしきれ 雨よ 降りしきれ
すべて 許し合うものの上に
また 許し合えぬものの上に

降りしきれ 雨よ わけへだてなく
涸れた井戸 踏まれた芝生
こと切れた梢 なお ふみ耐える根に
 

降りしきれ 雨よ そして 立ち返らせよ
井戸を井戸に 庭を庭に
木立を木立に 土を土に

おお すべてを そのものに
そのもののてに ♪


指揮者先生曰く
『水のいのち』で感動的な
演奏を聴いたことがない。
そもそも、髙田三郎作品は難しいから。
強いて言うなら
学生のひたむきさが伝わってくるよ。と
この動画を教えてくれました。

今から33年前の演奏。
当時20歳前後の方々だから、今は50代ですね。
私より少し下の世代。
ピアノ伴奏は三浦洋一先生。
指揮の畑中先生とは
あるパーティーでお会いしています。
様々なエピソードをお持ちですが
実際、お会いすると舞台上とは違って
体の中に大きな静寂を持った方でした。

1960年代の合唱曲、歌謡曲、フォークソングなどは
歌詞が意味深く
日本語の美しさとメロディの融合が
素晴らしい作品が多い時代でした。
苦しい時代(戦争中、戦後)を生き抜いた
先人たちの音楽を聴くたび
殺伐とした現代に生きる私たちに
何が大切なのか
大きな気づきを与えてくれます。

突然ですが
来週のブログはお休みします。

え!?なんで(レオ)


かあさんはこれから忙しくなるの(ユキ)


なんでユキちゃんは分かるの?(レオ)

かあさんと10年も
一緒に暮らしているんだから当然よ。
かあさんは私たちのご飯代を稼ぐの。
これだから、小さい子は困る…😑(ユキ)

ユキの言う通り、ご飯代の確保
かあさん、頑張りまぁーす。😂

皆さま!
今日もブログをお読みいただき
ありがとうございました。
心身ともにリラックスな
週末をお過ごしください!

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