リン⑳

2015年7月、SNSの投稿に
私は、こんなことを書いていました。

人間がすごく怖い新入りのリン。
固く閉まった彼女の心の扉はいつ開くだろうか。

リンが我が家に来て
2年の月日が流れました。
保護の時の仮名は
トルコ語で黒を意味するkara。
（2015年7月8日・ねこ藩より我が家の子になりました）

最近、私がパソコンに向かっていると足元にある

爪とぎ段ボールの中で
寛ぐことが多くなったリン。

前足で私の足にノックし、なでなでの催促。

または、私の足に頭をくっつけて寝ています。

相変わらず、ユキと毎晩、世界陸上を開催し

絶叫しながら、家じゅうを縦横無尽に爆走。
ユキとリンが来て、縦横無尽という言葉を
深－く理解できるようになった里親です。

我が家に遊びに来た方はよくご存じですが

キッチンとダイニングテーブルまでの
距離は、1m50cmほど…

競技の邪魔にならぬよう、横断歩道のように

左右を確認して渡るのも
我が家の日常になりました。

最初の1年は中々、距離を埋めることができず
ジッと我慢の日々。

今では、朝晩のブラッシングで
全身を預けてくれ
耳も尻尾も平気、ひげもOKで
後ろ足の肉球のマッサージもさせてくれます。

そして、皆さんもご存知の爪切り…
これだけは譲れないらしく大嫌い。

しかし、以前と比べてリンの怖いよぉ～。とか
シャーの攻撃に
里親が全く怯まない為
容赦なく切られております。笑。

ユキもリンもハッとするほど
「美しい…」と感じる瞬間があります。
写真に収めたいのですが
ユキに比べて、リンのような黒猫や黒いわんこの
撮影は本当に難しい…
美しいリンを見ていただくため
「日々、精進じゃ…」と
里親はつぶやきながら
シャッターを切っています。