選曲


2週間前のレッスンで、音楽療法士を目指す
大学受験を控えた
高校3年女子からこんな相談を受けました。
受験の時に、自己アピールをする試験があり
その中でヴァイオリンを弾こうと考えています。
何か曲を選んでもらえませんか…と。
私は
「なるほど…。では、選曲をするので
自分の長所と短所を言ってください。」と答えると
高3女子は
「短所を言うんですか?」と言うので
新しいクラスの自己紹介や
中学、高校受験の場ではないのだから
短所が言えなくてどうするの?
それに、自分が置かれた状況によって
長所が短所にも、その逆もあり得る訳だから
そういった考え方もない人が
他人の心を読んで音楽療法をすること事態
無理があると思うけど…と
我ながら切れ味鋭い、容赦のない突っ込み…
相変らず手加減知らず…です。
あはは。


長所はすぐ言えました。
継続する力があること。
短所はその場で答えられず
翌週、短所を考えてきたようですが、
どうやら自己分析は中途半端になった様子。
17歳か18歳の女子に、自分の短所を言わせるなんて
なんて酷い先生とお思いでしょう。
私もそう思います。笑。
しかし、究極論を言うと音楽の力は
偉大だけれど非力でもあります。
音楽療法士になっても
結局、人と人のコミュニケーションが
しっかり取れた上で音楽を
療法の道具の一つとして使うから
音楽の価値や力が発揮されると私は思います。

さて、曲選はどうするか…
新しい小麦粉で作った
フルーツパウンドケーキを食べながら
まぁ、バッハかヘンデル辺りでテンポは緩やか
音楽の豊かさや奥行
広がりを感じさせる曲にするか…と考えています。
なんといっても演奏時間約1分!
難しい選曲です。

選曲とは関係ないのですが
昼間から頭の中で流れている
曲名と作曲者名
挙句は演奏楽器名も出てこず
夜になっても、答えが出ず
バッハのロ短調ミサでもなく
アルビノーニでもバーバーでもなく
マーラーでも、レスピーギでもなく…
ヘンデルのメサイヤか、バッハのマタイ受難か
答えが出るまでしばし
この旋律が頭にこびりつきそうだ。
いやー。なんだっけな。
あー気持ち悪い。
何とか思い出そう…






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