ヴィヴァルディ


現在、2名の生徒が
ヴィヴァルディの四季ソロパートを
季節に合わせながら
レッスンを進めています。
一人が冬から初めて、もう一人は春から…
今は両名、夏に向けて夏の1楽章を譜読み中。
一人は中学2年生女子。もう一人は60代女子。

ヴィヴァルディは
四季を各3楽章ずつ
要するに
四季×3楽章=12か月(1年)で
作曲していると私は考えています。
本当の自然がそうであるように
一つの季節の中で
確実に次の季節への移ろいを
この作品で感じることができます。
春の1楽章は雪解けし、動植物の息吹を感じ
2楽章はすっかり温かくなり
まさに春爛漫(←昼寝したくなるモード系)
3楽章は、温度が上がり
夏に向かう雰囲気を醸し出す…

では、夏の1楽章はどうか…
最初から暑い…笑。

ヴィヴァルディが書いたであろう
ソネット(詩)には…
太陽が照り付ける厳しい季節に
人も羊の群れもぐったりし
松の幹も燃えるように熱い。
よく通る声でカッコーが鳴き出すと
それに合わせてキジバトとゴシキヒワが歌い出す
心地よくわたるそよ風を
突然立った北風が押しのけ
ひと荒れ来そうな嵐におびえる
羊飼いの子は、不運に涙を流す。

291年前に出版された作品でありながら
人間を含めた動植物が
季節に翻弄されたり、喜びを感じたり
その季節を満喫したり…と
今も昔も変わらないじゃないかと
弾きながらいつも思うのです。

私の中で、この楽曲のベストCDは
ヴァイオリンソロはギドン・クレーメル
指揮はアバド、ロンドン交響楽団の演奏。
あり!?
そのCDがない…およよ。
マズイ…明日、探さねば!

あっそうだ。
ユキは元気になり
リンの爪切りも投稿後
前足のみ全部カットに成功!
今回も里親の作戦勝ちでした。笑。
大変、お騒がせしました。
ペコリ。






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