世界経済とお財布と15歳の門出

 

EU残留か離脱か。
英国の国民投票日。
開票開始から為替、株価がめまぐるしく乱高下。
予想はしていたものの、この値動きはちょっと…
最終的には残留でしょ…と思っていたら
あらら。
離脱が勝ってしまった。
こりゃ、大変。
世界中のありとあらゆる
金融機関にお勤めの方々に
相当、頑張って事態を収めていただかないと…
これをきっかけに
離脱が広がれば更に厄介ですからね。
7月から民間企業が経営するスイスの高校へ
進学することになった
生徒のレッスン最終日。
彼女との付き合いも長く
思い出深いものがあります。
小学校の時、学校のドアに
左手が挟まって大変なことがあったり
レッスンの指摘内容を書く
ノートの日付の西暦が確か
5ケタか6ケタに、なっていたり…
ほう~。
随分、私も歳を取ったものだ…←それじゃヨーダ並!
そして、言葉数も少なく
決してアクティブ派ではない彼女が
寮生活をしながら
高校3年間過ごすと聴いた時は
本当に大丈夫か…という思いがありました。
進路を聴いてから
彼女の心か頭の片隅にでも
残ってくれればといいと
レッスンとは関係のない話しを
なるべく多く伝えようと、心に決めて
月3回やってくる彼女に言ってきたつもりです。
今の世界経済、状況を考えると
未来ある子供たちが
安心して生きて行ける世の中とは
かけ離れた方向へ進んでいるように感じます。
経済では、よく先行きが不透明。という
言葉が多く使われますが
正直、限りなく闇に近い気がします。
すでに世界経済は、一人一人の財布と繋がっていて
他国の事だからと
無関心ではいられません。
15歳から18歳までの多感な時期に
この選択をした彼女には
生き抜く術や、知恵を
身につけて欲しいと強く思います。
楽器メンテナンスの準備も終了し
7月上旬には出発。
ほんの1か月前には
現実が近づいてくる不安が顔に、にじみ出ていました。
帰り際、覚悟ができ
少し引き締まっている表情に変わった
彼女を見て、大丈夫だろうと思えました。
彼女と今度、会えるとしたら12月。
さて、どんな表情になっているだろうか…
年末への楽しみが、ひとつ増えました。






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