演奏家

一応、音楽を仕事としている立場として

普段クラシックを聴かない方にも
おススメのCDを紹介しよう！と。

まずは、3年連続で公演を聴きに行ったこの方。

レイフ・オヴェ・アンスネス

昨年、弾き振りによる
ベートーヴェン　ピアノ協奏曲全曲公演は圧巻でした。

多くは弾き振りをすると
どうしても指揮の方に意識が行き過ぎて
ダメな演奏になるパターンになりますが
アンスネスは指揮をしない部分をしっかり決めて

ソロに集中して演奏していました。
これができるのもマーラー・チェンバー・オーケストラの水準が
高いから可能だったとも言えます。

ベートーヴェンのピアノ協奏曲全集CDが出てますが
私は一度、聴いてその後、Amazonで売ってしまいました。

アンスネスだって人の子。
いい演奏もあれば、むー。というのもあります。

まぁ、ともあれ、おススメのCDを…
クラシックは長いから嫌い。という方には

ホライゾンズ~ピアノ・アンコール集

もうちょっと長くてもいいよ。という方は

ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番
（演奏は2番が抜群にいい…）

しっとり聴きたい方には

シューベルト:後期ソナタ集
（特に2枚目の演奏が良いです）

2016年はリサイタル開催予定のようで…
公式サイトを見ると
シューマンのピアノ協奏曲を演奏しているらしい…

グリーグのピアノ協奏曲と
シューマンのピアノ協奏曲は
同じ調性で作曲されているからか
CDでよくカップリングされます。

実は、アンスネスも同様にCDを出しています。

このシューマンのピアコンの演奏もいいのです。

好きじゃなかった私が
シューマンいいじゃんと初めて思えた演奏。

こういう時、アラブの富豪だったら
自家用ジェットでビューンと行けるんだろうなと

おバカな発想をしている私。

おバカな私は置いといて
アンスネスの演奏から得るものは多く、とても勉強になります。

公演全体の構成、テンポ設定
解釈、曲間の間合いの取り方
音楽の奥行や広がり方

演奏している時の体の使い方
楽器とのコミュニケーションなどなど…

彼の演奏を聴く時だけに起こる、ある現象があります。
多くの演奏は、出た瞬間の音に意識が行きますが
彼の演奏は綺麗に消えていく音に意識が行くのです。

昨今は、ピアノを打楽器のように演奏する奏者が多くいる中で
アンスネスの演奏は、時間とお金を使って聴く
価値ありと私は判断してます。

ピー・ピー・ピー！
おっと、あれこれ、くどくど書いていたら
ガトー・ショコラが焼きあがった…

ガトー・ショコラについては、明日アップします。
え!?　バレンタインデー終わっちゃうから
今日、アップしてって…
むー。
無理！

それにガトーショコラは作った
翌日に食べるのが美味しい…
バレンタインデーに間に合う
お国に暮らしている方は、お楽しみに。

バレンタインデーでなくても
ガトー・ショコラはいつだって食べられます！