逸材…

2月11日に投稿した
インフルエンザA型にかかった小5の後日談。

インフルエンザ完治の
翌週レッスンに来た際、こう言っておきました。

1シーズンで1か月ごとに
A型、B型、C型と一人でインフルエンザの

フルコースになった生徒が過去にいると…

レッスン先へ向かうと
「S・K君、インフルエンザB型でお休みです。」とメモが…

あれほど、言っておいたのに…
1か月未満でB型発症しておる…

彼のレッスン時間に電話を入れると
なんと本人が電話に出ました。

一発で本人とわかりましたが

ヴァイオリン講師のNです。Sさんのお宅でしょうか？

はい。Sです。

わざと「ところで君は誰だい？」との私の問いに

S・Kです！とフルネームで答えた！

（一瞬、ふきそうになり笑いをこらえる…）

お母さんはお出かけ中で、留守番していて
熱は下がり、5日間自宅謹慎状態。

お母さんにゲームしてるんじゃないよ。と
言われてないか聞いたら言われているとのこと。

やっぱり…

私と生徒のそんな電話のやり取りを
聴いているスタッフは皆、笑っていました。

ミルクティーと冷凍しておいた
ガトー・ショコラを食べながら
彼との数年間を思い出してみると、とてもユニーク…

3拍子の曲を4拍子に変えて
1曲弾ききってドヤ顔をしたり

（あまりに見事に弾くから、私も最後まで止めずに聴きました）

昨年の夏休みの宿題が
全校集会で表彰された際も
どんなことを書いたのか聞いたら

覚えていない…とか

図書室カードの中に
マギー司郎の著書があるとか

（お笑いの達人になろう。だったかな…）

友達との待ち合わせの方法が
皆10時に家を出て公園で、とか

（到着時間がバラバラになるのをお母さんに指摘されて気がついたり）

最近では、学校へ行ったのに戻ってきて
お母さんが「どうしたの？」の問いに
ランドセルを忘れたとのこと。

ヴァイオリンを教えて27年目…
（おお。こんなに長く教えているのか）
歯科医になった生徒、会社を立ち上げた生徒…
音大へ行き、音楽を仕事にした生徒
そして、これから医師や教師を
目指すもの、色々な生徒を見ています。

もしかしたら、K君のようなタイプが
逸材なのかもしれない…

本人、ヴァイオリンのプロになりたいと申しておりましたが
仕事がないし、食っていけないから、やめておくようにと
小5の子供に厳しい現実を伝えておきました。
（そこは、絶対に嘘をついてはいけない）

彼がどんな大人になるのか、将来が楽しみなK君。
さて、今週は無事にやってくるだろうか…