あれから5年…

2011年3月11日（金）

そして今日は

2016年3月11日（金）

あの日、生徒の楽器選定に出かけ

15時から始まるレッスン前に自宅に戻り

遅めの昼食を食べている最中に、地震が起こりました。

食器棚から、雪崩のように食器が落ち、
書棚は本を落としながら20cm動きました。

アップライトピアノも同様に動き
北側の部屋は家具でふさがれ
中に入れなくなりました。

ガラスは散乱し、靴を履いて
家の中を歩かないと危険な状態でした。

一番、驚いたのは半径70cm、高さ180cmある
温水器が激しく動きパイプが折れ、壁を突き破り
熱湯があふれ出す事態に…

何とか、止めようとしましたが熱湯の勢いが
凄く結局、元栓を閉めて何とか止めました。

同じ階の方では漏電寸前まで
水があふれた家もありました。

国道を挟んで我が家側の住宅はすべて停電。

電気が復旧したのは12日（土）1時30分。
テレビを見て愕然としました。

そして、前日の10日（木）の午後

本当に巨大でどす黒く、恐怖を感じる雲を
見たことを思い出したのです。
（お隣の奥様も同様の雲を見ていました）

昨日、焼いたパウンドケーキを食べながら

あの日のことを思い出すと
もう5年も経つのかとも思えるし

まだ、5年しか経っていないのかとも思えます。

あの時ほど、為す術が無いと
感じたことは後にも先にもありません。

今も避難し仮設住宅にお住まいの方もいて

正直、オリンピックより先に
すべきことがあるはずなのにと
今日は特にそう思います。

震災によって亡くなった方々と
その遺族に対し、深く哀悼の意を

表するとともに、ご冥福をお祈りいたします。

そして、今も地震や原発の為に
避難生活を送られている方々に

早く心休まる時が来るようにお祈りいたします。